<2026年3月18日>
【原油マーケット】
| (/bbl) | 週初 | 週終 | +/- | |
|---|---|---|---|---|
| BRENT | $98.96 | $103.14 | $4.18 | ↑ |
| AL | $124.84 | $144.94 | $20.10 | ↑ |
| WTI | $94.77 | $98.71 | $3.94 | ↑ |
↑3月9日、米国・イスラエルとイランの間で攻撃の応酬が続く中、イラン側がホルムズ海峡の航行制限を継続する姿勢を強調。実際にタンカーや商船への攻撃報告が相次ぎ、主要海運会社や保険会社が航行回避・保険引き受け停止に動いた。世界の原油輸送量の約2割が通過する要衝の機能低下を背景に、供給途絶リスクが急速に意識され、WTI・Brentともに急騰。一時WTIは90ドル台を大きく回復し、週初の原油相場は地政学リスク主導で大幅高となった。
↓3月10~11日にかけて、国際エネルギー機関(IEA)が過去最大規模となり得る戦略石油備蓄(SPR)放出を検討しているとの報道が浮上。G7も価格高騰への対応で協調行動を協議していると伝わった。加えて、米政権高官による「ホルムズ海峡での米海軍護衛」に関する発言が訂正されるなど、情報の錯綜が市場の不確実性を高めた。供給不安一服との見方から利益確定売りが加速し、原油は一時1日で10%前後下落するなど、極めて荒い値動きとなった。
↑3月12~13日、イラン指導部がホルムズ海峡封鎖を「圧力手段として継続する」と改めて表明。湾岸海域では新たな船舶攻撃も報告され、IEA月報では「現在の中東情勢は石油市場史上最大級の供給途絶リスク」との認識が示された。IEA・G7による備蓄放出観測が下支えとなる一方、実際の輸送・生産障害が解消されないとの見方が優勢となり、原油は急落後に反発。週後半にかけて再び高値圏での不安定な推移となった。
【LPGマーケット】
| (/MT) | 限月 | 週初 | 週終 | +/- | |
|---|---|---|---|---|---|
| CP先物 P | 4月 | $579.45 | $579.84 | $0.39 | ↑ |
| CP先物 B | 4月 | $576.45 | $574.84 | -$1.61 | ↓ |
| 米国先物 P | 3月 | $399.87 | $385.87 | -$14.00 | ↓ |
中東マーケット
→プロパン・ブタン共に概ね横ばいで推移。
→ホルムズ海峡が実質的に封鎖状態にあり、中東からの積み出しが途絶している状況下、4月以降のCP価格に対する不透明感が強待っている、結果的にCP先物の週終価格は週初同水準となったものの、今後もボラティリティが高い環境が継続する見通し。
米国マーケット
相場週間平均:$385.87米国指標の情報はこちら(会員専用)
↓プロパン・ブタン共に下落。
↓先週のEIA全米在庫統計は、先週比▲1.68mil bblの取り崩しで発表されたものの、5年平均対比+25.19mil bbl(+54.2%)と高い在庫水準を維持しており、相対的に価格を押し下げる要因となった。中東からの供給不安を背景に、米国品需要が高まっているものの、情勢悪化前から各サプライヤーの出荷設備は高稼働状態にあり、スポットでの追加販売余力は限定的と見られる。
欧州マーケット
↑プロパン・ブタン共に上昇。
↑ブタンの主要出荷地である中東からの供給が途絶していることで、インド・東南アジアを中心とした民生用向けに米国ブタンの需要が高まっており、欧州向けのブタン価格も大幅に上昇。米国-極東マージンの拡大により、プロパンもアジア向けの積み出しが増加する見通しで、欧州価格は両油種ともに上昇した。
アジアマーケット
↓プロパン・ブタン共に下落。
↑↓中東情勢を背景に、4月着カーゴを巡るアジア市場には引き続き不透明感が漂っている。需給バランスや価格水準は定まらず、ボラティリティの高い状況が今後も継続する見通し。一方、中東品代替やナフサ代替を目的として、複数のプレイヤーから購入テンダーが聞かれており、足元ではやや買い手が多い雰囲気が漂っている。
フレート、バンカーマーケット
| (/MT) | 週初 | 週終 | +/- | ||
|---|---|---|---|---|---|
| フレート | 中東-日本 | $106.00 | $100.25 | -$5.75 | ↓ |
| バンカー | LSMGO | $1,850.00 | $1,940.00 | $90.00 | ↑ |
フレートマーケット
中東情勢が混沌とし、米国配船が増加する中、船舶市況ではバンカー価格およびパナマ運河通峡コストの上昇が懸念材料となっている。減速航行の広がりやパナマ運河混雑による滞船は実質的な船腹供給を抑制すると見られ、中東カーゴ減少による需要低下と一定程度相殺される可能性があることから、米国積み市況の下落基調は一旦落ち着くものと想定。
3月16日時点における4月AEフレート想定値は、P 16,000円/t、B 14,200円/t。
バンカーマーケット
バンカー相場(LSMGO)は $1,850.00で始まり、 $1,940.00で週を終えた。
先物マーケット
| (/MT) | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 |
|---|---|---|---|---|
| CP先物 P | $545.00 | $579.84 | $586.00 | $580.00 |
| CP先物 B | $540.00 | $574.84 | $581.00 | $575.00 |
| 米国先物 P | $385.87 | $393.98 | $396.61 | $395.31 |
【価格推移】
サウジCP推移表
2026年3月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$545/MT(前月比±$0)、ブタン$540/MT(前月比±$0)
A/L (2月1日~28日平均、$68.577)の熱量換算比は、P: 96.9% (前月比-9.2%) 、B: 97.4% (前月比-9.2%)。
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