<2026年9月14日>
【原油マーケット】
| (/bbl) | 週初 | 週終 | +/- | |
|---|---|---|---|---|
| BRENT | $97.00 | $104.61 | $7.61 | ↑ |
| AL | $102.97 | $120.77 | $17.81 | ↑ |
| WTI | $91.48 | $100.05 | $8.57 | ↑ |
↑9月7日、レイバーデーのため休場。
↑9月8日、イランは自国資産が米国による新たな攻撃を受ければ報復すると述べ、米国湾岸全域のエネルギーインフラが標的になり得ると警告した。また、サウジアラビアは南部のエネルギー施設がフーシ派に攻撃され、複数箇所で火災が発生、一部が稼働を停止したと明らかにした。ロイター通信によると、業界関係者は精製能力の余力不足やロシアの輸出禁止措置、冬季の需要ピークが近づいていることから、世界的なディーゼル供給の逼迫が続くとの見通しを示した。米国では前週、ディーゼル価格が過去最高値を記録したほか、連休中にはガソリン価格も過去最高水準に達したという。
↑9月9日、米中央軍はオマーン湾やイランの主要原油積み出し拠点カーグ島近くでイランの石油タンカー5隻を破壊したと発表した。イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」も、原油輸送の要衝ホルムズ海峡に一方的に設けた「制限区域」を通航していた米関連船舶2隻やタンカーなどを攻撃したと主張した。中東情勢が一段と緊迫する中、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行正常化が遅れ、供給混乱が続くとの見方から原油買いの流れが続いた。
↑9月10日、米紙WSJは米政府高官の話として、米政府の顧問らがトランプ大統領に対し、イランとの戦闘が長引く可能性があると報告したと報じた。これを受け、中東情勢の緊迫化への警戒感が強まり、相場は買いが活発化。一時1バレル=103ドル台まで上昇した。
↓9月11日、英紙フィナンシャル・タイムズは関係者の話として、湾岸諸国の外相らがイランの外相と週明け14日に会談する計画だと報じた。石油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航管理に関する暫定合意を模索しており、オマーンとイランが地域諸国の合意を確保するための取り組みの一環だという。報道によると、会合はオマーンが主導する。これを受けて、中東情勢の緊迫化を巡る過度の懸念が後退したことから、原油売りが活発化。ただ、相場は取引後半に下げ渋り、100ドルの大台を回復。イエメンの親イラン武装組織フーシ派が海上輸送の要衝バベルマンデブ海峡の封鎖に向けて支配を拡大する中、根強いリスク警戒感が相場を下支えた。
【LPGマーケット】
| (/MT) | 限月 | 週初 | 週終 | +/- | |
|---|---|---|---|---|---|
| CP先物 P | 10月 | $645.01 | $632.29 | -$12.72 | ↓ |
| CP先物 B | 10月 | $677.01 | $672.29 | -$4.72 | ↓ |
| 米国先物 P | 9月 | $406.71 | $432.43 | $25.72 | ↑ |
中東マーケット
↓プロパン、ブタン共に下落
原油は高騰したものの、ホルムズ海峡の通峡可否の不透明さからCPには大きな反応は見られなかった。
OPEC+は10月の生産方針を維持する方向で発表したが、9月以前の増量分はホルムズ海峡の通峡不可によりほぼ出荷ができていないため、市場の反応は限定的であった。
紅海側の出荷地として重要視されているYangbuについては、フーシ派の活動活発化に伴い8月の輸出量は戦争前の水準と同程度まで下落した。
米国マーケット
相場週間平均:$432.43米国指標の情報はこちら(会員専用)
↑プロパン、ブタン共に上昇
先週のEIA在庫統計は110.5mil bblと先週比+3.1mil bbl。在庫量においては過去最大値を記録。
在庫の積み上がりに反して、原油の上昇に影響され値上がりを継続した。
中東情勢が改めて長期化の様相を呈している中、米国産ブタンの需要は依然として強い。ブタンの出荷量も過去例のないほどに増加している。
欧州マーケット
↑プロパン、ブタン共に上昇
域内の需要感としては大きく変化がないが、原油の高騰に合わせて上昇基調を見せた。
ライン川の水位は一時回復傾向を見せていたものの、再度下落し船舶が航行できない水準まで低下し内陸物流に制約が発生している。
アジアマーケット
↑プロパン、ブタン共に上昇
ホルムズ海峡の再封鎖により、8月下旬から中国が輸入できるイラン産LPGが大幅に減少(前月は約10隻のイラン貨物を購入出来ていたが、足元見えている購入可能なイラン品は1隻分のみ)。
中国がイラン品の代替貨物の調達のためにSPOT購入を検討することで、アジア着価格のプレミアムが上昇する可能性がある。
また、インドの購入意欲再燃もアジアのプレミアムを押し上げており、ディワリ(ヒンドゥ―教の祝祭)に向けた需要増加により今後更に需要が増加していく見込みだ。
フレート、バンカーマーケット
| (/MT) | 週初 | 週終 | +/- | ||
|---|---|---|---|---|---|
| フレート | 中東-日本 | $225.00 | $226.00 | $1.00 | ↑ |
| バンカー | LSMGO | $1,240.00 | $1,411.25 | $171.25 | ↑ |
フレートマーケット
中東情勢は緊張感を増しており、原油及びFEIの高騰は継続。拡大する米国玉の極東向け積出し経済性に対して米国FOB Spot プレミアム(Terminal Fee)、及びパナマコストが占める割合が高く
先週はFRTのOffer/bidのレベル感の差から米国スポット船成約は進まなかったものの、今週は先週対比+$5以上程度となる$280/mt前後のレートにて5件の成約が聴かれた。
先週同様、パナマ混雑の環境により旧パナマ船型に対する+$10/mt以上のプレミアム付与、また喜望峰航路を前提としてパナマ経由/喜望峰経由のレートが設定される成約が相次いだ。
既に10月米国商戦は中旬から下旬に差し掛かっている状況であるが、戦争以降継続されるパナマ運河の混雑を背景に、10月米国着の残り船舶数はやや逼迫気味であるため、市況の底固さは一定期間の間継続される見込み。
14日時点における10月AEフレート想定値は、P 22,100円/t、B 19,700円/t
バンカーマーケット
バンカー相場(LSMGO)は $1,240.00で始まり、 $1,411.25で週を終えた。
先物マーケット
| (/MT) | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|
| CP先物 P | $625.00 | $630.00 | $617.00 | $608.00 |
| CP先物 B | $660.00 | $673.00 | $647.00 | $633.00 |
| 米国先物 P | $433.08 | $433.73 | $429.17 | $431.78 |
【価格推移】
サウジCP推移表
2026年9月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$625/MT(前月比+$5)、ブタン$660/MT(前月比+$20)
A/L (8月1日~31日平均、$86.794)の熱量換算比は、P: 87.8% (前月比-0.1%) 、B: 94.0% (前月比+2.0%)。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。


