マーケットレポート(weekly)

<2021年9月13日>

【概要】

先週の原油先物相場は、BRENT、WTIともに上昇した。 (BRENT +$0.70 WTI +$1.37 )
10月CP先物は $699 で始まり、 $702 で取引を終えた。

【原油マーケット】

BRENT週間推移 : $72.22 → $72.92 WTI週間推移 : $68.35 → $69.72

マーケットの上昇材料は①ハリケーン「アイダ」の影響でメキシコ湾沖合では4分の3超(日量約140万バレル)の石油生産が停止しており、今後数週間停止が続くとの見方も浮上する中、供給逼迫への警戒感②バイデン米大統領と中国の習近平国家主席が約7カ月ぶりに電話会談を行ったとの報を受けた軍事・通商などの面での両国の緊張緩和への期待など。一方、下落材料は①サウジアラビアが週末にアジア向け原油販売価格を引き下げたことを受け、需要見通しに対する懸念が再浮上②EIA週報で米原油在庫が前週比150万バレル減と減少幅が市場予想を下回り、需給の緩みが意識されたこと③デルタ株の感染拡大によるエネルギー需要鈍化懸念④中国がエネルギー価格の高騰に対応するため公示価格で原油備蓄を市場に放出すると発表したことなど。

【LPGマーケット】

中東マーケット

原油相場の上昇をフォローし値を上げた。アブダビ国営石油(ADNOC)が10月積みアクセプタンスを通達し、今のところ大きな遅れや前倒しなどは伝えられていない模様。

欧米マーケット

相場週間平均:$625米国指標の情報はこちら(会員専用)
<米国>プロパンは上昇し、ブタンは下落した。先週発表された米国プロパン在庫は前週比81万7千バレル増の累計7,009万9千BBL(563万トン)となった。ハリケーンの影響でメキシコ湾岸の石油生産設備が操業を停止した影響を受けて米プロパン在庫は前週比増加したものの、依然低在庫であることを背景に冬場の供給懸念と穀物乾燥用需要シーズンに向けて上昇基調で推移し、米プロパン相場は7年ぶりの高水準で推移。ブタンはハリケーンの影響による突発的なガソリン製造需要が一服し、価格を下げた。

<欧州>プロパン、ブタンともに上昇した。価格上昇や温暖な気候のため買い気が少ないことが下押し要因となり上値を抑えたものの、引き続き域内の供給が極めて限定的なことに加え、冬場に向けた在庫積み上げ観測が上昇要因となり相場を押し上げた。

アジアマーケット

プロパン、ブタンともに値を下げた。パナマ運河混雑が一層緩和され、10月着の米国品供給懸念が後退したことに加え、売り手の増加が下押し要因となり相場を押し下げた。

フレートマーケット

フレートは $42.214 で始まり、 $39.286 で週を終えた。
中東積み市場での傭船需要が弱いことが下落要因となり、軟調に推移した。

バンカーマーケット

バンカー相場(LSMGO)は $585 で始まり、 $591 で週を終えた。

先物マーケット

【CPスワップ($/MT)】
10月 P/B=$ 702 /$ 701
11月 P/B=$ 708 /$ 703
12月 P/B=$ 709 /$ 703

【MBスワップ($/MT)】
9月 P=$ 638
10月 P=$ 638
11月 P=$ 636

【価格推移】

サウジCP推移表

2021年9月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$665/MT(前月比+$5)、ブタン$665/MT(前月比+$10)
A/L (8月1日~31日平均、$72.133)の熱量換算比は、P: 112.4%(前月比+4.7%) 、B: 114.0% (前月比+5.6%)。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

ANSI (旧 北海価格)・アルジェリア価格

9月の旧北海価格及びアルジェリア価格は、以下の通りです($/MT)。
ANSI (旧 北海価格)
プロパン: 620.5 ブタン: 660.0
アルジェリア価格
プロパン: 640.0 ブタン: 670.0