マーケットレポート(weekly)

<2026年2月25日>

【原油マーケット】

(/bbl) 週初 週終 +/-
BRENT $68.65 $71.76 $3.11
AL $67.24 $70.97 $3.73
WTI $62.33 $66.48 $4.15

米ニュースサイト「アクシオス」は18日、トランプ米政権が核開発を巡り対立するイランとの大規模な戦争に近づいており、「間もなく始まる可能性がある」と報じた。CNNも同日、イスラエルの関係者の話として、今後数日以内に米国とイスラエルが合同でイランを攻撃する可能性が高まる中で、警戒レベルを引き上げ、軍事攻撃の準備を強化しているとした。米国がイランを再攻撃すれば、イランが原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖に踏み切り、エネルギー供給が混乱するとの懸念が高まり、原油が急速に買われた。
ロシアとウクライナの和平を巡り、両国と仲介役の米国の3カ国協議が17、18両日、スイス・ジュネーブで行われた。ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、X(旧ツイッター)で初日の協議が難航したと明らかにした上で、交渉は最終段階に入った可能性があるが、「ロシアが遅延を図っている」と批判した。具体的な打開策が示されずに協議が終了したことでロシア産原油の供給が当面の間滞るとの観測も原油を押し上げた。

【LPGマーケット】

(/MT) 限月 週初 週終 +/-
CP先物 P 3月 $526.33 $537.70 $11.36
CP先物 B 3月 $517.33 $527.70 $10.36
米国先物 P 2月 $309.02 $313.90 $4.89

中東マーケット

プロパン・ブタン共に上昇。
サウジアラムコの3月積みプログラムの発表に遅延が生じ、各社の希望スケジュールから大幅な後ろ倒しが聞かれたものの、結果的に積み数量などへの制約は聞かれず。原油価格の上昇によりプロパン・ブタン共に価格が上昇した。

米国マーケット

相場週間平均:$313.90米国指標の情報はこちら(会員専用)
プロパン・ブタン共に上昇。
先週のEIA全米在庫統計は、3.08mil bblの取り崩しとなり、在庫量は74.19mil bbl。過去5年の同時期平均対比+42.74%の水準となり、高在庫が継続していることで価格の押し下げ要因となった。
原油価格の上昇によりプロパン・ブタン共に価格が上昇した。

欧州マーケット

プロパン・ブタン共に上昇。
欧州プロパンは、堅調なアジア需要によって米国カーゴがアジア向けに積み出されたことで、欧州地域への供給がタイト化し、原油価格の上昇と相まって価格を押し上げた。
欧州ブタン市場は、夏季ガソリン仕様への移行に伴うブレンダー需要の急減と、潤沢な供給により売り圧力が強まったことを主因として軟化した。

アジアマーケット

プロパン・ブタン共に上昇。
春節期間によりマーケットは閑散としていたものの、原油価格の上昇によりプロパン・ブタン共に価格が上昇。

フレート、バンカーマーケット

(/MT) 週初 週終 +/-
フレート 中東-日本 $93.50 $96.50 $3.00
バンカー LSMGO $660.00 $706.25 $46.25

フレートマーケット

極東カーゴマーケットが堅調であることから米国-極東マージンがワイドに推移するも、16日の米国祝日の影響もあり、週初めは閑散としたマーケットであった。その後サウジアラムコが3月積みプログラムを19日に発表したことで、中東3月積み成約が連続し、米国でも3月末積みで成約が5件以上聞かれ、マーケットが上昇した。中東マーケットは今後インド勢の船需要が見えてくると想定され、極東LPG市況も強い地合いが継続する見通しであることから、短期的には船市況が下支えされる見通し。

2月24日時点における3月AEフレート想定値は、P 12,500円/t、B 10,800円/t。

バンカーマーケット

バンカー相場(LSMGO)は $660.00で始まり、 $706.25で週を終えた。

先物マーケット

(/MT) 2月 3月 4月 5月
CP先物 P $545.00 $537.70 $520.00 $506.50
CP先物 B $540.00 $527.70 $510.00 $496.50
米国先物 P $313.90 $328.28 $331.51 $332.19

【価格推移】

サウジCP推移表

2026年2月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$545/MT(前月比+$20)、ブタン$540/MT(前月比+$20)
A/L (1月1日~31日平均、$62.669)の熱量換算比は、P: 106.1% (前月比+4.6%) 、B: 106.6% (前月比+4.6%)。
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