マーケットレポート(weekly)

<2018年10月15日>

【概要】

先週の原油先物相場は、BRENT、WTIともに値を下げた。(BRENT:-$3.48 WTI:-$2.95)
11月CP先物は$641で始まり、$592 で取引を終えた。

【原油マーケット】

BRENT週間推移 : $ 83.91 → $ 80.43 WTI 週間推移 : $ 74.29 → $ 71.34

マーケットの上げ材料は①世界的な株安連鎖に歯止めがかかったことで投資家心理が改善したことによる買い戻しなど。下げ材料は①トランプ米政権が対イラン制裁の再発動をめぐり一部国の適用除外を検討②米株式の大幅下落③EIA週報で米原油在庫が前週比600万バレル増加(3週連続増)④OPECとIEAが今年と来年の石油需要を下方修正したことにより世界的な石油需要の減退懸念が広がったこと⑤米石油掘削リグ稼働数の増加(前週比8基増、累計869基)など。

【LPGマーケット】

中東マーケット

ADNOCが11月積みのアクセプタンスを顧客に通達し、一部の積み荷が2~3日前後して返された。また、カタール石油製品販売会社(QPSPP)が11月中旬積みプロパンを対象に販売入札を開示したが積極的な買い手は不在の模様。

欧米マーケット

相場週間平均:$525
<米国>米国指標の情報はこちら(会員専用)
プロパン、ブタンともに値を下げた。先週発表された米国プロパン在庫は153万9千BBL増の累計8,026万1千BBL(644百万トン)となった。原油価格の急落に引き摺られたことに加え、米プロパン在庫増加の報が相場の下げ要因となった。カナダのIrvingOilの石油精製所が出火により一時稼働停止したほか米西海岸の天然ガスパイプラインが破裂で操業停止し、一時的に価格が上がる要因となった。また、EIAが潤沢な輸出を鑑み本年の米プロパン在庫ピーク見通しを下方修正したほか、EIAによると米国の冬のガスの価格が昨年冬より8パーセント、小売りのプロパン価格は昨年冬に比べて1パーセント上がる見込み。

<欧州>
プロパン、ブタンともに値を下げた。原油相場の急落に引き摺られたことに加え、温暖な気候であることが相場の下げ要因となった。また、ナフサが急落し2015年1月以来の落ち込みぶり。ボスニアヘルツェゴビナのBosanski Brod石油精製所が火災で製造停止したが影響は限定的だった。

アジアマーケット

プロパン、ブタンともに値を下げた。原油相場の下落に釣られて値を下げた。韓国が輸入税を一時停止するとの報が聞かれている。

フレートマーケット

フレートは$ 48.071 で始まり、$ 48.179 で週を終えた。中東各社の11月積みアクセプタンスが出揃うのを待っている状況。

バンカーマーケット

バンカー相場は$510.50 で始まり、$501.50 で週を終えた。

先物マーケット

【CPスワップ($/MT)】
11月 P/B=$592/$582
12月 P/B=$595/$588
1月 P/B=$592/$587.5

【MBスワップ($/MT)】
10月 P=$497
11月 P=$497
12月 P=$497

【価格推移】

サウジCP推移表

2018年10月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$655/MT(前月比+$55)、ブタン$655/MT(前月比+$20)
A/L (9月1日~30日平均、$78.756)の熱量換算比は、P: 101.4% (前月比+3.1%) 、B: 102.8% (前月比-2.6%)。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

ANSI (旧 北海価格)・アルジェリア価格

10月の旧北海価格及びアルジェリア価格は、以下の通りです($/MT)。
ANSI (旧 北海価格)
プロパン: 607.5 ブタン: 637.5
アルジェリア価格
プロパン: 625.0 ブタン: 655.0