マーケットレポート(weekly)

<2019年5月20日>

【概要】

先週の原油先物相場は、BRENT、WTIともに値を上げた。(BRENT+$1.98  WTI+$1.72 )
6月CP先物は$475で始まり、$449で取引を終えた。

【原油マーケット】

BRENT週間推移 : $70.23 → $72.21   WTI 週間推移:  $61.04 → $62.76

マーケットの上げ材料は①UAE沖でサウジ船籍の石油タンカー2隻が妨害行為を受けたとの報に加え、サウジで石油関連施設が爆発物を積んだ無人機の攻撃を受けたとの報などを受けた中東での地政学的リスクの高まり②EIA週報で米ガソリン在庫が前週比110万バレル減少など。一方、下げ材料は①米中貿易戦争の激化懸念など。

【LPGマーケット】

中東マーケット

サウジアラムコが6月積みアクセプタンスを顧客に通達し、一部の積み日が遅れて返された模様。米国ガソリンブレンドシーズンの終了に加え、インドからの需要が弱含みブタン付きカーゴの需給が緩んでいることが圧迫要因となり相場を押し下げた。

欧米マーケット

相場週間平均:$313
<米国>米国指標の情報はこちら(会員専用)
プロパン、ブタンともに値を下げた。先週発表された米国プロパン在庫は275万9千バレル増の累計6,271万BBL(504万トン)となった。米国内需要の低下により米プロパン在庫が積み増しとなったことが圧迫要因となり相場を押し下げた。

<欧州>
プロパンは値を下げ、ブタンは値を上げた。供給増加がプロパン相場の重しとなった。一方、ブタンは原油高の影響を受けて値を上げた。

アジアマーケット

プロパン、ブタンともに値を下げた。5/10にヒューストンで大型ガス運搬船が小型船2隻と衝突し航路が閉鎖されたことを受けて週初めに相場は上昇したものの、週末には運航再開し、落ち着きを取り戻した。また、米国品流入が相場の重しとなったことに加え、インドで需要が振わず沖合で滞船が発生していることが圧迫要因となり軟調に推移した。

フレートマーケット

フレートは $54.286 で始まり、 $56.667 で週を終えた。
中東各社のアクセプタンスが出揃い傭船需要が増加したことに加え、インド沖での滞船により中東積みの船腹需給が引き締まったことが相場を押し上げた模様。

バンカーマーケット

バンカー相場は $420.50 で始まり、 $423.50 で週を終えた。

先物マーケット

【CPスワップ($/MT)】
6月 P/B=$ 449/$ 427
7月 P/B=$ 438/$ 426
8月 P/B=$ 436/$ 433

【MBスワップ($/MT)】
5月 P=$313
6月 P=$320
7月 P=$326

【価格推移】

サウジCP推移表

2019年5月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$525/MT(前月比+$10)、ブタン$530/MT(前月比-$5)
A/L (4月1日~30日平均、$72.253)の熱量換算比は、P: 88.6% (前月比-4.2%) 、B: 90.7% (前月比-7.1%)。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

ANSI (旧 北海価格)・アルジェリア価格

5月の旧北海価格及びアルジェリア価格は、以下の通りです($/MT)。
ANSI (旧 北海価格)
プロパン: 431.5 ブタン: 461.0
アルジェリア価格
プロパン: 425.0 ブタン: 465.0