マーケットレポート(weekly)

<2022年1月17日>

【概要】

先週の原油先物相場は、BRENT、WTIともに上昇した。 (BRENT +$5.19 WTI +$5.59 )
2月CP先物は $747 で始まり、 $738 で取引を終えた。

【原油マーケット】

BRENT週間推移 : $80.87 → $86.06 WTI週間推移 : $78.23 → $83.82

マーケットの上昇材料は①新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大をめぐって、重症化リスクが低いため経済活動への影響は限定的となり原油需要の回復基調を阻害しないとの見方②昨年12月のOPECの増産量が目標を下回ったこと③リビアの国営石油会社(NOL)がエスシデル原油輸出ターミナルからの出荷を停止すると発表④EIA週報で米原油在庫が前週比460万バレル減と7週連続の取り崩し⑤暖房油の主要消費地域である米北東部が低温となり、暖房油の需要見通しが改善⑥ウクライナ情勢をめぐる地政学的リスクの高まりなど。下落材料は①世界的株安を受けた投資家のリスク回避姿勢の強まり②カザフスタンでの反政府デモが鎮静化し、一時減少していたテンギス油田が通常の操業再開に向かっているとの報を受け、供給逼迫への過度な警戒感が後退③送油菅の保守点検や油田閉鎖により産油量が落ち込んでいたリビアの生産が増加したとの報④EIA週報での米ガソリン在庫800万バレル増、中間留分在庫250万バレル増など。

【LPGマーケット】

中東マーケット

プロパンは、週の前半に中国のPDH向け需要や東南アジア向けの買い気の回復を背景に堅調に推移したものの、週の後半に需給緩和感が下押し要因となり下落した(カタールは2月中旬積みスポットテンダーを発表)。ブタンは、ブタン付きカーゴに対する供給過剰感が下押し要因となり、プロパン対比でのバリューが下落した。

欧米マーケット

相場週間平均:$602米国指標の情報はこちら(会員専用)
<米国>プロパンは上昇し、ブタンは下落した。先週発表された米国プロパン在庫は前週比335.1万バレル減の累計6,237.9万バレル(501万トン)となった。米北部での寒波による暖房需要増加が上昇要因となり値を上げた。一方、ブタンは、米国相場ではプロパン対比で大幅なブタン高となっており、アービトラージが閉じていることからアジアからの引き合い弱く、軟調に推移した。

<欧州>プロパン、ブタンともに上昇した。原油相場の上昇に加え、暖房需要増加、天然ガス高騰の影響が上昇要因となり相場を押し上げた。一方、ヨーロッパで平均よりも温暖な気温になるとの予想が出ていることがプロパン相場の下押し要因となり、上値を抑えた。

アジアマーケット

プロパン、ブタンともに下落した。プロパンに対する日本や東南アジアからの買い気が限定的なことによる需給緩和感が下押し要因となり相場を押し下げた。一方、中国からの買い気が支援材料となり相場を下支えした。ブタンは、米国相場で大幅なブタン高となったことを受けて米国品の極東への流入量が減少するとみられている一方、積極的な買い手が見当たらないことが下押し要因となった。

フレートマーケット

フレートは、 $71.071 で始まり、 $73.214 で週を終えた。
中東積み市場での傭船需要の高まりを受け、堅調に推移した。

17日時点における当社の中東・米国合成フレート想定値は、P8,300円/t、B7,300円/t。

バンカーマーケット

バンカー相場(LSMGO)は $713 で始まり、 $748 で週を終えた。

先物マーケット

【CPスワップ($/MT)】
2月 P/B=$ 738 /$ 735
3月 P/B=$ 718 /$ 715
4月 P/B=$ 687 /$ 684

【MBスワップ($/MT)】
1月 P=$ 598
2月 P=$ 598
3月 P=$ 579

【価格推移】

サウジCP推移表

2022年1月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$740/MT(前月比-$55)、ブタン$710/MT(前月比-$40)
A/L (12月1日~31日平均、$75.861)の熱量換算比は、P: 119.0%(前月比+0.1%) 、B: 115.7%(前月比+2.0%)。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

ANSI (旧 北海価格)・アルジェリア価格

1月の旧北海価格及びアルジェリア価格は、以下の通りです($/MT)。
ANSI (旧 北海価格)
プロパン: 656.0 ブタン: 708.0
アルジェリア価格
プロパン: 700.0 ブタン: 715.0