マーケットレポート(weekly)

<2018年8月13日>

【概要】

先週の原油先物相場は、BRENT、WTIともに値を下げた。(BRENT:-$0.94 WTI:-$1.38)
9月CP先物は$576 で始まり、$570 で取引を終えた。

【原油マーケット】

BRENT週間推移 : $73.75 → $72.81  WTI 週間推移 : $69.01 → $67.63

マーケットの上げ材料は①7月のサウジアラビアの産油量が減少(前月比約20万バレル減、日量1,029万バレル)②米国による対イラン制裁強化への警戒感③IEAが月報で2019年の世界石油需要増加見通しを日量11万バレル引き上げたことなど。下げ材料は①米中による報復関税の応酬が激化する懸念②中国の7月の貿易統計でのエネルギー需要の減速③米原油在庫が前週比140万バレル減と予想より小幅な取り崩しに留まったことなど。

【LPGマーケット】

中東マーケット

米中貿易摩擦により重い関税がかけられている中で、中国のプレイヤーからの購入意欲が聞かれたが、シンガポールの休日があったため取引閑散とした状況だった。また、ADNOCが顧客に9月積みアクセプタンスを通達し、プロパン/ブタン混合カーゴなど一部の積み荷が前倒しで返された模様。

欧米マーケット

相場週間平均:$508
<米国>米国指標の情報はこちら(会員専用)
プロパン、ブタンともにほぼ横ばいだった。先週発表された米国プロパン在庫は10万4千BBL増の累計6,638万BBL(533百万トン)となった。週半ばに米国在庫統計が発表されると、米プロパン在庫の積み増しが圧迫要因となり相場を押し下げた。米プロパン在庫は堅調な輸出需要を受けて小幅な積み増しに留まった。また、Mariner East 2パイプラインが第3四半期末に輸出を開始する予定との報が聞かれている。

<欧州>
プロパンが下落、ブタンが上昇した。豊富な供給、買い手が市場にみえないことが圧迫材料となり値を下げたが、週の後半には堅調な需要が相場の上昇要因となった。プロパンとブタンの価格差は徐々に縮小し、足元では価格差が無くなり、同等の価格水準となった。

アジアマーケット

極東相場はプロパン、ブタンともに値を下げた。週初めは積極的な販売意欲と油価の上昇に釣られ値を上げたが、シンガポール休日のためマーケットは取引閑散だった。週の後半は潤沢な供給を受けて下落基調で推移した。今後、各プレーヤーは冬より前に在庫の積み上げを始めると見込まれている。

フレートマーケット

フレートは$39.143 で始まり、$39.786 で週を終えた。

バンカーマーケット(極東)

バンカー相場は$461.00で始まり、$455.00で週を終えた。

先物マーケット

【CPスワップ($/MT)】
9月 P/B=$570/$585
10月 P/B=$575/$590
11月 P/B=$577/$587

【MBスワップ($/MT)】
8月 P=$501
9月 P=$498
10月 P=$498

【価格推移】

サウジCP推移表

2018年8月CPは以下の通りです($/MT)。
プロパン$580/MT(前月比+$25)、ブタン$595/MT(前月比+$25)
A/L (7月1日~31日平均、$75.271)の熱量換算比は、P: 94.0%(前月比 +4.4%)、B: 97.8%(前月比 +4.5% )。
過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

ANSI (旧 北海価格)・アルジェリア価格

8月の旧北海価格及びアルジェリア価格は、以下の通りです($/MT)。
ANSI (旧 北海価格)
プロパン: 551.0 ブタン: 535.0
アルジェリア価格
プロパン: 555.0 ブタン: 570.0