CP価格

9月30日に10月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

10月CP
プロパン $ 575/MT(前月比+$95)
ブタン  $ 580/MT(前月比+$80)

アラビアンライト原油の9月1日~30日の平均価格は$53.634/BBLです。
尚、10月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで130.8%、ブタンで133.7%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $52.75 ⇒ $54.27     WTI : $47.29 ⇒ $48.23
上昇要因:①メキシコ湾の製油所、パイプラインの再稼働②月末調整の買戻しや安値買い③OPEC協調減産の期間延長の可能性④OPEC産油量の4か月ぶりのマイナス⑤米国石油掘削リグ稼働数の減少など。
下落要因:①ドル安・ユーロ高の進行②原油在庫積み増しの懸念。③米国原油在庫量の積み増しなど。

中旬: BRENT : $54.27 ⇒ $56.43    WTI : $48.23 ⇒ $50.55
上昇要因:①イラクが協調減産の期間延長、減産規模拡大について協議中と表明したこと②欧州、米国の原油需要拡大見込みなど。
下落要因:①米国原油在庫の増加②EIAによるシェールオイル生産量拡大の報道③OPECが協調減産の期間を延長しないことを決定したことなど。

下旬: BRENT : $56.43 ⇒ $57.54     WTI : $50.55⇒ $51.67
上昇要因:①需給均衡見込みからの原油に対する購入意欲の高まり②イラクとクルド自治政府の独立運動に伴う地政学的な緊張感の高まり。③米国石油掘削リグ稼働数の減少。
下落要因:①利益確定の売りなど。

 

9月CP先物価格の推移

上旬:CP先物 :$491 ⇒ $508
月初は各社ハリケーンに伴う米国の出荷状況を見極めるため、連日様子見に徹しており、マーケットの動きは乏しい状況が続いていた。ハリケーンの影響の見定めが終わると、徐々に輸入者、トレーダーからプロパンに対する購入意欲が多数聞かれ始め、結果一時プロパンがブタンの価格を上回る状況となった。

中旬:CP先物 :$508 ⇒ $541
中東のアクセプタンスは概ね各社の希望どおりとなった。中国、インド勢からの連日多数の買い気が聞かれたが、売り手は少ない状況が続いており、相場は値を上げた。

下旬:CP先物 :$541 ⇒ $572
多数の買い気に押され、相場は日々堅調に推移。月末にも関わらず、マーケットには10件以上の買い唱えが連日提示され、比較的高値の成約も聞かれたことから、相場は大きく上昇した。

 

10月CPについて

10月CPはプロパン$575、ブタン$580と概ね市況どおりとなったが、AL対比ではプロパン、ブタンともに130%を超えており、割高な状況となっている。各社ハリケーンで遅延したカーゴを埋め合わせる目的や、冬場に向けた先買いのため、マーケットで多数の購入意欲が聞かれたことが主な相場の変動要因となっている。
9月MB(プロパン)は$463となった。冬場の暖房需要に向けた購入意欲が高まったことに加え、需要増加に伴い米国プロパン在庫の取り崩しも観測されたことから、大きく値を上げた。

今後のマーケットの見通し

過去の傾向を鑑みると冬場に向けてLPGの相場は上昇するが、10月CPが原油熱量対比で非常に割高(10月に130%を超えたのは13年振り)に設定されたため、相場の上げ過ぎ感から値を下げる可能性がある。