CP速報

8月31日に9月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

9月CP
プロパン $295/MT(前月比+$10)
ブタン  $320/MT(前月比+$30)

アラビアンライト原油の8月1日~31日の平均価格は$44.073/BBLです。
尚、9月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで81.6%、ブタンで89.8%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $42.14 ⇒ $44.05     WTI : $40.06 ⇒ $41.71
一時$40を割り込み推移していた原油相場だが、急激に値を下げたことから買戻しが入り若干反発した。これに加え、米国のガソリン在庫の減少などが相場の押し上げ要因となったが、石油輸出国機構(OPEC)の輸出量が過去最大の増加となったことや、米国の原油在庫が積み増していることなど、引き続き供給過剰懸念が根強い状況が続いていた。

中旬: BRENT : $44.05 ⇒ $50.88     WTI : $41.71 ⇒ $48.52
一部の主要産ガス国より、原油の生産調整に向けた準備があると発言があり今後の供給過剰解消に向けた動きが本格化するとの見方から原油相場は急騰。本件を踏まえたOPECの非公式会合がアルジェリアにて9月に開催される予定となっている。また、国際エネルギー機関(IEA)による2016年後半の需給の引き締まり観測なども相場を大きく押し上げる要因となった。

下旬: BRENT : $50.88 ⇒ $47.04     WTI : $48.52 ⇒ $44.7
下旬の相場はしばらく横ばいでもみあいつつ推移していたが、月末になるとイラン、サウジアラビアの8月の原油生産量が前月より引き続き増加していると判明し、8月の主な相場の上昇要因となっていた各国の原油生産量調整への期待感が大きく後退し値を下げた。

 

9月CP先物価格の推移

上旬:CP先物 :$264 ⇒ $270
上旬のCP先物は小幅な動きに留まった。中東各国より在庫高のためか、中東各国より堅調な販売意欲が聞かれたが、一部プレーヤーは9月以降の需給バランスを見極めるため消極的な動きを取っていた模様。極東市場も同様に不需要期ということもあり、目立った動きは見られなかった。

中旬:CP先物 :$270 ⇒ $293
原油の大幅な上昇に伴いCP先物も大きく値を上げた。中東各社の9月のアクセプタンスが出揃い、予測通り複数の船の積み日が前倒しとなったが、引き続き市場には供給過剰感が漂っていたため流動性が乏しい状況が続いていた。

下旬:CP先物 :$293 ⇒ $291
CP先物は横ばい。中東市場では一部相場が底を打ったと見込んだプレーヤーから購入意欲の高まりが観測された。また、極東市場では、一部プレーヤーよりブタンに対する需要が聞かれ始め、プロパン、ブタン格差は拡大傾向で推移した。アラムコより9月CPのヒヤリングが実施され、各社プロパンは$280~$295、ブタンはそれよりも$5~$25高い水準で返答した模様。

 

9月CPについて

9月CPはプロパン:$295、ブタン:$320となり、概ね各社の見立て通りとなった。中国北部での気温の低下に伴う暖房需要目的での中国勢からの購入意欲の高まりや、ショートカバー目的のプレーヤーからの買いもCPを押し上げる要因となった模様。月末に原油相場の急落も観測されていたが、CPの決定には大きな影響は及ぼさなかった。

今後のマーケットの見通し

9月に入り、シンガポール沖でFloating Storageとして使用されている船が9隻近くに膨らんでいるとの情報や、1億バレルに近づく米国のプロパン在庫やカーゴの引き取りキャンセルなど相場を圧迫する要因が複数見られるも、徐々に不需要期も終わりを向かえ、今後需給が引き締まる可能性も見えている。これに加え、9月に行われる主要産油国の生産調整に向けた動きも注目される。