CP価格

12月31日に1月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

1月CP
プロパン $ 430/MT(前月比-$15)
ブタン  $ 420/MT(前月比+$5)

アラビアンライト原油の12月1日~31日の平均価格は$58.924/BBLです。
尚、1月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで89.0% 、ブタンで88.1%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $61.69 ⇒ $60.15 WTI : $52.95 ⇒ $51.15
上昇要因:①米中貿易戦争の一時休戦②カナダのアルバータ州が産油業者に8.7%(日量32万5,000バレル)の減産を指示③OPEC加盟・非加盟国が2019年1月から6か月間、日量120万バレルの減産を実施することで合意など。
下落要因:①カタールが1月にOPECから脱退する意向を表明など。

中旬: RENT : $60.15 ⇒ $53.82 WTI : $51.15 ⇒ $45.59
上昇要因:①米中貿易摩擦緩和に向けた協議の進展への期待感②リビアのエルシャララ油田での不可抗力条項発動による輸出減少③EIAが2018年の米産油量の伸びを下方修正など。
下落要因:①米中貿易摩擦、英国EU離脱問題に端を発する景気後退懸念を背景とした世界的株安の進行②OPEC月報で2019年の世界エネルギー需要見通しを下方修正など。

下旬: BRENT : $53.82 ⇒ $53.80 WTI : $45.59 ⇒ $45.41
上昇要因:①EIA週報で米原油在庫が前週比50万バレル減少、米中間留分在庫が420万バレル減少など。
下落要因:①世界的な景気先行き不安の広がり②米国の利上げ、政府機関閉鎖への警戒感による米株価の急落③米国シェールオイル増産観測など。

 

CP先物価格の推移

上旬: CP $441 ⇒ $438
需要期に差し掛かり堅調な買い気が聞かれたことが支援材料となったが、原油相場の下落に釣られて軟調に推移した。米中貿易摩擦の影響により引き続き非米国産プロパン単体に対する需要が聞かれた。また、米国では気温の低下に伴うガソリンブレンド需要の高まりがブタン相場の上げ要因となった。

中旬: CP $438 ⇒ $399
クリスマス休暇に向けて徐々に取引流動性が低下する中、世界的株安の影響により原油相場が大幅下落し、CP先物も大きく値を下げた。カタールで施設の一部が予定外に閉鎖された影響で一部の積み荷が後ろ倒しにされたがLPG出荷への影響は軽微に留まった模様。

下旬: CP $399 ⇒ $416
クリスマス休暇を控えているほか、原油相場の下落を受けてプレーヤーは様子見の姿勢をとっており引き続き流動性低い状況だった。買い気の回復が上げ材料となったものの、油価の下落に引き摺られて軟調に推移した。

 

1月CP、12月MBについて

12月31日(月)に発表された1月CPはプロパンが$430、ブタンが$420となった。
12月後半の原油相場の大幅下落を受けてプロパンが前月対比-$15に設定された一方、ブタンは旧正月前の中国勢のブタンを含むカーゴへの購買意欲の高まりによる需給引き締まりを受け、前月対比+$5に設定された。
12月MBは$350と前月対比$37下落した。原油相場の下落に加え、米国内供給過剰懸念が下げ要因となっている。

今後のマーケットの見通し

1月のLPGマーケットは、原油相場次第ではあるものの、需要期のため上昇する可能性が高いと見込まれる。米国含む北半球各国が本格的に冬場を迎え原油比LPG高になる可能性に加え、1月からOPEC加盟国・非加盟国による日量120万バレルの減産が始まったことによる需給引き締まりが期待される。すでに加盟国が減産に動いていた影響か、12月のサウジアラムコからのスポット販売は聞かれなかった模様。
一方でOPEC減産効果への懐疑的な見方や暖冬予測が重しとなっており、今後は、OPEC減産順守の状況、各地の暖冬の状況、世界的な株価の動き等を注視したい。