CP価格

7月31日に8月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

8月CP
プロパン $ 420/MT(前月比+$75)
ブタン  $ 460/MT(前月比+$95)

アラビアンライト原油の7月1日~31日の平均価格は$47.338/BBLです。
尚、8月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで108.2%、ブタンで120.2%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $49.68 ⇒ $47.74     WTI : $47.07 ⇒ $45.49
上昇要因:①OPEC閣僚級会合でリビア、ナイジェリアに産油量上限が設けられる可能性②EIAによる2018年米産油量見通しの引き下げ③原油在庫の大幅減少(前週比760万バレル)④IEA月報での2017年と18年の世界の石油需要が拡大する見通し⑤中国の原油輸入量増加。
下落要因:①米国リグ稼動数の増加②OPEC月報で米シェールオイル増産の影響で供給過剰が継続するとの見方。

中旬: BRENT : $47.74 ⇒ $48.06    WTI : $45.49 ⇒ $45.77
上昇要因:①米国原油在庫の前週比470万bbl減少②中国の良好な経済指標③トランプ政権の政権運営能力への不安感に伴うドル安の進行。
下落要因:①24日開催予定のOPEC閣僚級監視委員会の会合で一段の減産に踏み込まない見込み②EIA月報によるシェールオイル増産観測。

下旬: BRENT : $48.06 ⇒ $52.65     WTI : $45.77 ⇒ $50.17
上昇要因:①サウジの8月産油量を前月比日量100万バレル引き下げるとの発表。②米国原油在庫の減少(470万バレル減)③米掘削リグ稼動数の頭打ちの見込み④ロイヤル・ダッチ・シェルのナイジェリア子会社による輸出用パイプラインの原油漏れに対する不可抗力条項を延長する発表。
下落要因:①OPEC会合でリビア、ナイジェリアの生産上限設定が行われなかったこと②米石油掘削リグ稼働数の増加(前週比2基増の766基)。

 

7月CP先物価格の推移

上旬:CP先物 :$367 ⇒ $364
原油相場が弱含んでいたことや、シンガポールでLPGの国際セミナーが開催され、各社参加していたことから、取引流動性が鈍化し、低調なマーケットとなった。

中旬:CP先物 :$364 ⇒ $389
8月以降相場が上昇すると見込んだプレーヤーから多数の買い唱えが聞かれた結果、相場は急騰。また、中国勢からの需要回復や、インド向けブタン付きカーゴの購入意欲が高まっていたことも相場を押し上げる要因となった。

下旬:CP先物 :$389 ⇒ $416
引き続き8月以降相場が上昇すると見込んだプレーヤーからの購入意欲が引き続き聞かれたため、相場は上昇。更にサウジアラビアが原油相場回復に向けた施策を多数発表したことで更に堅調に推移した。不需要期にも関わらず、CP発表日直前まで盛況な商談が聞かれた。

 

8月CPについて

8月CPは各社の予測よりも高い価格となった。不需要期にも関わらずマーケットは盛り上がりを見せ、8月以降先高傾向で見込んだプレーヤーからの購入意欲の高まりや、中国、インド勢からの需要の高まりを受けて大きく上昇した。
7月MBは堅調に推移する米国在庫統計(前月比約40万トン増)、原油相場の上昇を受けて前月対比で約$40の上昇となった。

今後のマーケットの見通し

不需要期のピークを過ぎ、今後相場は冬場に向けた購入意欲の高まりから、上昇すると見込まれる。プロパンとブタンの格差は中東(サウジ)が更なる原油の減産を示唆しており、ブタンの供給の引き締まる可能性があることから更に開く可能性もある。
米国在庫は秋口の乾燥用需要でプロパンが消費されるまでは継続して積み増すと想定される。