CP速報

2月28日に3月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

3月CP
プロパン $ 480/MT(前月比-$30)
ブタン  $ 600/MT(前月比+$0)

アラビアンライト原油の2月1日~28日の平均価格は$54.611/BBLです。
尚、3月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで107.2%、ブタンで135.9%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $56.80 ⇒ $55.63     WTI : $53.88 ⇒ $53.00
OPEC加盟国・非加盟国による協調減産遵守の報を受けた早期の需給均衡化や減産拡大への期待感の高まりや、米国とイランの国防・外交政策をめぐる対立による地政学的リスク(追加経済制裁の発表)などにより一時的に値を上げたが、米国の生産量増加の懸念が広がりマイナス圏となった。

中旬: BRENT : $55.63 ⇒ $56.18     WTI : $53.00 ⇒ $53.40
好調な米雇用統計や米国株高が好感されたが、米国原油在庫は大幅な積み増しとなり、米国掘削リグ数も597基、2015年10月以来の高水準となったことから原油生産量の増加懸念が高まったが、引き続きOPECが減産を継続的に実施するとの見込みから値動きは限定的だった。

下旬: BRENT : $56.18 ⇒ $55.59     WTI : $53.40 ⇒ $54.01
米原油在庫、ガソリン在庫の増加、米掘削リグ稼動数の増加による米原油生産拡大懸念に加え、中国やインド、米国などの主要な原油消費国の需要の鈍化などから値を下げた。様々な要因があったが、相場は大きく変動しない1ヶ月となった。

 

3月CP先物価格の推移

上旬:CP先物 :$513 ⇒ $482
極東相場はCP発表後は旧正月のため取引の流動性が乏しい状況だったが、MBが月初に$50近く大きく上昇した。それに伴い米国カーゴが多数キャンセルされ今後需給がタイトになるとの思惑により極東相場は一時大きく値を上げた。その後、徐々に安値の成約も聞かれ始めたことから価格は下げ基調で推移した。

中旬:CP先物 :$482 ⇒ $466
一部プレイヤーがインド勢への転売目的で中東カーゴを物色していたが、目立った動きは見られなかった。旧正月も終わり、中国や一部東南アジアのプレイヤーがマーケットに復帰したが、引き続き需要減少から値を下げて推移した。

下旬:CP先物 :$466 ⇒ $471
サウジアラムコがアクセプタンスを顧客に通達し、一部2~3週間の遅れで返答された模様。3月後半の商戦は盛況な動きが見られたが、市場に出回るブタンが少なくプロパンとブタンの価格差は更に$110まで拡大した。CP発表が近づき先物は動きが乏しい状況が続いた。

 

3月CPについて

CP発表直前に実施されたサウジアラムコのCPヒヤリングではプロパンが$465から$490、ブタンが$565~$600と返答され、概ね予想の範囲内となっている。徐々に暖房需要がピークを越え、先物が下落基調で推移する中、プロパンは下げ基調で推移。一方、ブタンはOPECの減産の影響もあり、プロパンとブタンの価格差は2月よりも更に拡大した。

今後のマーケットの見通し

ブタン価格の行き過ぎ感から一部需要家からの購入が減り、CP発表後のプロパン、ブタンの格差は$76まで大きく縮小した。原油は今後しばらくは大きな変動要因は見えておらず、安定的に$53~$56近辺で推移すると見込まれる。LPGは季節なりに徐々に下落基調で推移すると見込まれるが、原油が大きく動かない中、どの程度下落するかは要注視。プロパンとブタンの価格差については昨年度より広がってくると見込まれる。