CP価格

5月31日に6月のARAMCO価格が発表されましたので次の通りご報告致します。

6月CP
プロパン $ 560/MT(前月比+$60)
ブタン  $ 560/MT(前月比+$55)

アラビアンライト原油の5月1日~31日の平均価格は$75.635/BBLです。
尚、6月CPのアラビアンライト原油熱量換算比は、プロパンで90.3%、ブタンで91.6%となっております。

過去のCP推移はこちらをクリックしてください。

CP決定の背景

原油先物価格の推移

上旬: BRENT : $73.13⇒$77.12 WTI : $67.25⇒$70.70
上昇要因:①米国のイラン核合意からの離脱表明②北海一部油田での操業停止③米中間留分在庫減少など。
下落要因:①米国増産観測②米原油在庫、ガソリン在庫増加③ベネズエラの減産を巡る不安など。

中旬: BRENT : $77.12⇒$79.57 WTI : $70.70⇒$72.13
上昇要因:①OPECによる世界的な供給過剰が事実上解消したとの見解②米石油王手コノコフィリップスがベネズエラ国営石油会社PDVSAがカリブ海に所有する主要資産を差し押さえる動き③米国による対イラン制裁の再発動方針を受けた供給懸念など。
下落要因:①米国増産観測②米株高の影響など。

下旬: BRENT : $79.57⇒$77.59 WTI : $72.13⇒$67.04
上昇要因:①トランプ大統領の米中貿易協議に満足していないとの発言②イランとベネズエラの産油量減少見込み③イタリアの政局不安を背景に大幅下落していた欧米株が持ち直したことなど。
下落要因:①OPECによる産油制限緩和の可能性②米国増産観測③米国メモリアルデー(28日)の連休を控えた利益確定の売りなど。

 

CP先物価格の推移

上旬:CP先物 :$516 ⇒ $539
イラン核合意を巡る地政学的リスク、トランプ米大統領のイラン核合意からの離脱表明を受けて油価は大きく上昇し、WTIは$70の大台を突破。CP先物も原油価格の高騰に引き摺られる形で値を上げた。

中旬:CP先物 :$539 ⇒ $563
引き続き原油の動きに合わせて堅調に推移。各社アクセプタンス発表前は各社様子見のため目立った動きは見られなかったものの、アクセプタンス発表後は商談が活発化し多数の成約が聞かれた。

下旬:CP先物 :$563 ⇒ $560
米国、英国、シンガポールの休日が重なり流動性の乏しい状態だった。月末に向けて潤沢な供給に加え、原油価格の下落の影響を受けて軟化基調に転じた。

 

6月CP、5月MBについて

5月31日(木)に発表された6月CPはプロパン:$560、ブタン:$560と各社の見込みより低い設定となった。5月のアラビアンライト原油価格月間平均値は$75.635となった。これを踏まえたプロパン・ブタンのAL比はそれぞれ90.3%、91.6%。
5月のMB月間平均価格は$479(前月比+$51)となった。原油価格の高騰に引き摺られる形でMB価格は上昇し、月の後半は同じく原油価格の影響を受けて軟調に推移した。

今後のマーケットの見通し

夏場に向けて下落基調で推移すると見込まれるが、原油価格の影響を受けて変動する可能性がある。今後の注目点としては、6月22日に開催予定のOPEC会合で今後の減産緩和方針についての協議が挙げられる。その他、ナイジェリアのシェル送油管が1か月停止している事象、カタールの液化天然ガス(LNG)の液化系列1基での生産トラブルも注視していく必要がある。